介護事業所におけるハラスメントの現状は・・・
介護事業所におけるハラスメントの現状は・・・
~こんな職場でパワハラは蔓延する~
ハラスメント研修などによる「指導・教育」と「パワハラ」の違いを理解することです。
パワハラをしてしまう方のほとんどは自分がパワハラ行為を行っている自覚がありません。従って、パワハラとはそもそもどの様な言動を指すのか、「指導」「パワハラ」との違いを理解しておく必要があります。なぜなら、「自分は指導を行っただけだ」という主張がとても多いからです。
長時間労働で社員が疲弊している職場ほどパワーハラスメント(以下パワハラ)は起こりやすいと言われます。パワハラを受けた職員はメンタルが不調となり、休職に追い込まれ、最悪の場合は自ら命を絶ってしまうケースもあります。
「パワハラ」という言葉が一般化したのは、ここ5~6年のことではないでしょうか。最近では、部下を注意するとすぐに「パワハラです」と言われることに神経質になりすぎて、部下に対して思うように注意指導が出来なくなったという声が多く聞かれます。その結果、職場のモラルが低下し、職員が離職していくという負の連鎖を招くことになります。