こんにちは。介護業界勉強中のHです。
日本は高齢社会を迎えております。平均寿命は約80歳を超え、さらに平均寿命が伸び続けています。高齢になるにつれ、運動器機能の低下をはじめとする様々な身体機能が低下していきます。
今回は「立つ」、「歩く」といった動作に直結する「運動器機能の低下」について取り上げさせていただきます。

運動器機能の低下

日本整形外科学会では、運動器の障害による移動機能の低下した状態を表す新しい言葉として 「ロコモティブシンドローム(以下「ロコモ」)(locomotive syndrome)」を提唱し、「運動器症候群」と名付けました。
Locomotive(ロコモティブ)は「運動の」の意味で、機関車という意味もあり、能動的な意味合いを持つ言葉です。運動器は広く人の健康の根幹であるという考えを背景として、年をとることに否定的なニュアンスを持ち込まないことが大事であると考え、この言葉を選んだそうです。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

ロコモは骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。
放っておくと日常生活に支障をきたし、 要介護や寝たきりになるリスクの高い状態です。

ロコモの症状

主な症状としては
・片足で靴下が履けない
・正座するのがつらい
・手すりがないと階段を上がれない
などです。

名前はかわいらしいですが、運動器が衰えてしまうと
・疲れやすくなる
・歩きづらくなる
など行動できることが限られ不便な思いしてしまします。
できることなら未然に防ぎたいものです。

ロコチェック

ここで簡単にできるロコモのチェック方法「ロコチェック」をご紹介いたします。

「日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト」より

7つの項目があり、それぞれの項目は骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインです。 一つでも当てはまるとロコモの心配があります。

いかがでしたでしょうか。

次回は簡単にできるロコモ予防・対策をお届けいたします。