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感染症予防の基本原則

コラム

今年も残り2ヶ月と少しになりました。長いコロナ禍のトンネルを抜けて、自粛が緩和されて、明るい気持ちでお仕事が出来ているという方もおられると思います。感染予防で、手洗い、うがいの徹底をされているという方もおられるかと思いますが、体調管理を自己管理で任せておられ、管理者が管理をされておられないケースもあり、今だから見直す、感染予防の徹底は重要です。インフルエンザの予防接種も病院によっては高齢者優先とされ、予約がいっぱいという現状もありますが、福祉専門職として特段の事情がない限りは、お客様に媒介となり、感染させないようにあらためて周知を頂きたいと思います。昨日の朝日新聞のネットニュースに、下記のような記事が掲載されていましたので、ご紹介いたします。

厚生労働省は「ブースター接種」と呼ばれる新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の対象者について、まずは感染・重症化リスクが高い医療従事者と高齢者、基礎疾患がある人から始める方向で調整に入った。11月半ばにも開く専門家による分科会で決める見通し。さらに対象を広げるかどうかについても議論する予定だ。分科会は9月の会合で、時間の経過とともにワクチンの感染予防効果は下がるが、体内でつくられてウイルス感染を防ぐ中和抗体の数値が追加接種によって増加するという報告があることなどから、3回目接種の必要性を確認している。2回目接種からおおむね8カ月以上あけることとし、対象者は今後検討するとしていた。今年2月に先行接種が始まった医療従事者については、12月に3回目の接種を始めることを想定し、各自治体が予診票の作成や発送準備を進めている。高齢者に加えて、糖尿病や高血圧、心血管疾患、肥満など基礎疾患のある人は、医療従事者に続いて早ければ1月に接種が始まる見通しだ。 使用するワクチンについては、2回目までと同じワクチンとする原則を維持しつつ、別の種類のワクチンを打つことについても議論する。3回目のワクチンの接種の話題もありますが、まずは下記の徹底を行いながら、引き続き感染予防に努めて頂きたいと思います。

感染症予防の基本原則 ~スタンダードプレコーション~
感染や感染症は、感染源・感染経路・宿主との3つの要素が必要です。そこで、それぞれに対応する方法があります。

(1) 感染源
・血液や排泄物など直接素手で触らない ⇒ 手袋を着用する
・感染しない程度にまで除去する ⇒ 洗浄・消毒などの方法

(2) 感染経路を遮断する 
・手洗い・うがい
・必要に応じて予防物品(手袋・ガウン・マスク)の装着など

(3) 宿主の抵抗力をつける 
十分な食事・栄養・水分を摂取する、適度な運動、予防接種をする

つまり、下記が感染予防の基本原則です!

①感染源となり得るものに直接素手で触らない

②手洗い・うがい 

急に寒くなりましたが、これから益々寒い季節を迎えます。皆さんどうか体調管理をされながら、前向きな毎日をお過ごし頂くことを 願っております。

株式会社ねこの手 伊藤 亜記

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