介護報酬請求業務は毎月10日までに行わなければいけないため、月末から10日までは多忙を極めている介護事務スタッフも多いかもしれません。
利用者が十数人ならば手作業でも可能ですが、50人を超えるとかなりの負担になるといっても過言ではありません。
そこでおすすめしたいのが介護ソフトの導入です。介護ソフトを利用することによってどのようなメリットがあるのか紹介しましょう。
介護事務の仕事
介護事務とは、デイサービスセンターや介護老人保健施設で事務全般を担当する仕事で「ケアクラーク」と、呼ばれることもあります。
ケアマネージャーをサポートして介護計画書を作成、施設全体の経理事務、スタッフの勤怠管理、総務・庶務、関係各所に提出する書類作成などその業務は多岐にわたることが特徴です。
そのような介護事務の主な仕事は介護報酬請求業務になります。
介護報酬とは介護サービスによって発生した費用のことですが、このうち被介護者の負担は1割で、残りは介護保険制度に基づいて国や地方自治体が負担することになっているのです。
介護保険制度は複雑で、介護サービスの種類や内容、エリアによっても異なりますし、しばしば改定も行われます。したがって、介護報酬請求事務に携わるには、正確な知識と最新情報をチェックする意欲も必要といえるでしょう。
また、介護報酬請求は月に一度、介護サービスを行った翌月の10日までに一括して請求書を国保連に送らなくてはいけないため、高い事務処理能力が要求されます。
介護ソフトのメリット
どのような介護サービスを受けているかは利用者一人一人異なります。そのため、介護報酬請求業務は非常に複雑で、複数の専任担当者が残業をして何とか締め切りに間に合わせるといったことになりかねません。
もし、介護報酬請求業務を効率化したいと考えるならば介護ソフトを活用することをおすすめします。
請求ソフトは慣れないうちは戸惑いもあるかもしれませんが、サポートセンター等が対応してくれるので使いこなせるか必要以上に心配することはありません。
利用実績を入力しておけばケアマネージャーに送る資料と介護請求に必要な資料が同時に作成できるなど、二重入力の手間を省いて作業時間を大幅に短縮できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、介護報酬請求業務は少しのミスでも国保連から返戻されてしまうため、非常に緊張を強いられる仕事です。もし、返戻されるようなことがあれば修正して送り直す必要がありますが、郵送ではどうしても時間が空いてしまい、2ヶ月先の処理となって各方面に迷惑をかけることもありました。
しかし、不備を指摘する機能がついている介護ソフトを使えば、そのようなストレスから開放されるというわけです。
介護ソフトSuisuiRemonには、「対応指南書」オプションがあります。国保連の返戻、保留、査定について、エラーの内容とどのように対応したらよいかを「エラー対応の指南書」として毎月帳票をお渡しいたします。
エラー理由がわかることで、次回請求時は正しいデータで請求することができます。回収金額UPに繋がります。
返戻時のエラーコードを調べる時間が削減できます。対応方法を指南するので、事務作業を軽減できます。
介護ソフトを利用すれば、一人で担当することも十分可能です。また、介護事務スタッフの中にはヘルパー2級資格などを所有していて、現場で仕事をしたいと考えている人もいます。
介護ソフトを活用することによって、介護事務スタッフに1日1~2時間ほど介助に入ってもらっている事務所もあるということです。
介護保険請求ソフトは介護事務スタッフの業務を軽減するのはもちろんのこと、多様な働き方を可能にするといっても過言ではないのです。
まとめ
いかがでしょうか。これまでの介護請求業務は非常に大変なものでしたが、介護ソフトでかなりの効率化をはかることができます。
介護保険請求ソフトを活用すれば、介護事務スタッフも月末から10日までの時間に追われるような毎日から開放されるのではないでしょうか。
まだ導入していないのであれば、ぜひ採用してみることをおすすめします。