高齢化でも不足している介護業界

高齢化が進んでいる現在、介護業界における人材の需要はますます高まっています。
しかし、なかなか人材が集まってこないため、介護施設経営者のなかには切り盛りするのに四苦八苦している方もいるでしょう。

人材を確保してスムーズにサービスを提供するためには、現場のスタッフの仕事量をできるだけ少なくして負担を少しでも軽減することが大事です。せっかく採用しても、仕事が大変なためにすぐに離職するケースも多いのです。

そこで注目を集めているツールがあります。介護ソフトです。
介護サービスは介護保険制度に基づき行われており、介護保険の請求の作業にかなりの負担がかかります。この介護保険請求に関する作業を代行してくれるソフトを導入できれば、現場の負担もだいぶ軽減できるでしょう。以下では介護ソフトについて、詳しく見ていきます。

現場スタッフの仕事

介護スタッフの仕事は、高齢者の中でも介護が必要な方に対して食事や入浴、排せつなどの必要な介護を行うことが中心です。しかしそれだけでなく、在宅介護になると生活援助も行わないといけません。

食事の調理や皿洗い、洗濯、掃除、日用品の買い物なども担当しなければなりません。
特に調理は大変で、人によって好みがあり、その味に合わせた料理を作らないといけません。また介護を受けている高齢者のなかには、普段は家族が介護しているケースもあるでしょう。

この場合、家族が高齢者との接し方で悩んでいるのならその相談にも乗らないといけません。このように多種多様な仕事をこなす必要があります。

さらに、介護施設によっては、介護保険の請求も作成していかなければなりません。利用者が多ければ、それだけ多くのデータを管理しなければならなくなるため事務作業もさらに負担になります。

このように、なかなか人材が入ってこないことや、仕事量が多いため入ってきてもすぐに離職してしまうなど、慢性的な人手不足の状態になるのです。

介護ソフトを使うことのメリット

介護ソフトは請求業務だけでなく、ケアマネージャーの資料や請求の作成など幅広い分野を自動的に処理してくれます。

具体的には認定の期限切れや区分・利用回数の間違いに伴う返戻を予防する機能などがあります。特に返戻されるとやり直しの作業が必要になるほか、入ってくる報酬が翌月以降に回されるため、施設経営が厳しくなるかもしれません。

介護ソフトを使えば、この返戻の確率を低くできます。また返戻になっても、素早く修正できるソフトも販売されています。このようなソフトを導入することで、業務の効率化が狙えるのはメリットといえます。

介護ソフトは、多くのIT企業で開発が進められています。中にはケアプランやリハビリの計画書など介護全般を一括管理できるソフトも登場しつつあります。
このように幅広い分野をIT化できれば、現場スタッフの負担を最小限にでき、介護の仕事に集中できるようになるでしょう。
またソフトを導入することで、介護サービスに関するデータを集計できるため、現在の施設における問題点なども素早く把握できます。

またソフトの中には、介護記録とリンクできる機能を持っているものもあります。

SuisuiRemonは、訪問系・通所系の記録システムと実績連携しています。
記録システムに入力した後に、また同じ作業を請求ソフトに入力する煩わしさはもうありません!

まとめ

IT化はどの業界でも進められていることです。介護の世界でもITを導入することは十分可能です。
介護ソフトを導入することで、業務の効率化を進められます。複数の事業所を展開する場合でも、ソフトを使って情報を一元化でき、各事業所が情報の共有化を図ることも可能です。
人手不足で現場スタッフの負担が大きくなっているようであれば、介護ソフトの本格的な導入も検討してみる価値はあるでしょう。