東京都ではジョブリターン制度の整備に対する報奨金の受付を開始しました。
東京都公式HP:育児・介護からのジョブリターン制度整備奨励金の受付を開始します！
働き手と企業側どちらにもメリットのあるジョブリターン制度について、ご紹介させていただきます。
ジョブリターン制度とは
結婚・配偶者の転勤・妊娠・出産・育児または介護などを理由に退職した方が、元の会社に戻って働ける制度です。
企業によっては「カムバック制度」など様々な名称で導入が進んでいます。
労働者はこれまでのキャリアを生かした仕事ができ、企業にとっても人材育成や採用にかかる時間やコストも抑えられるので、優れた制度と言えます。 即戦力採用が可能となる等、双方にメリットがあります。
人材育成や採用にかかる時間やコストも抑えられるので、優れた制度と言えます。
労働者側のメリット
・今までの経験やスキルを活かすことができる
・将来的に復帰ができるという気持ちの面での不安が無くなる
企業側のメリット
・企業風土などを理解しているので採用後のミスマッチがない
・人材育成、採用にかかるのコストの削減
・以前培った知識・スキルを活かしてもらうことができる
・従業員のモチベーションアップ
制度の内容
都が定める必要な取り組みをすべて実施した場合に奨励金が交付されます。
以下の取組を実施した300人以下の労働者を雇用する中小企業等に、1社あたり20万円の奨励金を支給。
(1)ジョブリターン制度の整備
1）結婚、2）配偶者の転勤、3）妊娠、4）出産、5）育児、6）介護 を理由に退職した社員を、本人の希望により再度雇い入れる「ジョブリターン制度」を新たに整備し、就業規則等に明文化のうえ、労働基準監督署に届ける。
(2)社内及び社外への周知
（1）で定めたジョブリターン制度について、社内掲示やホームページ等の効果的な方法により、社内外への周知を行う。
条件
都内で事業を営んでいる中小企業等であること
〇都内に勤務する常時雇用する労働者を２人以上、かつ６ヶ月以上継続して雇用していること
〇ジョブリターン制度が労働協約または就業規則（本則）または本則に連携する規程に明文化されていないこと
（結婚・配偶者の転勤・妊娠・出産・育児・介護の６ついずれの理由によるジョブリターン制度も明文化されていないこと）
※このほかにも条件があります。詳しくはこちらをご確認ください。
エントリー方法
下記リンクからエントリーすることができます。
TOKYOはたらくねっと
事前エントリーは4/20(月)から始まります。
多様化する働き方に対し、人手不足の解消にもつながる取り組みとして、ジョブリターン制度を取り入れる企業が増えてきています。
この機会にぜひジョブリターン制度の整備を進めてみてはいかがでしょうか。