介護サービスには大まかに分けて、訪問型や単発的な通所介護とは別種としてある介護サービスの一つに、施設型という分類があります。高齢化の波もありここ十年ほど、色んな場所でも目にする機会が大きく増えたサービスというとグループホームがその一つではないでしょうか?別名では「認知症対応型共同生活介護」とも言われるこちらのサービスについてご紹介iいたします。

認知症対応型共同生活介護とは

概要

認知症対応型共同生活介護は、最初にその名が付く通り認知症の方を対象としたサービスです。認知症の高齢者が安心して自立的な日常生活が送れるように~といった事を目的として、入浴や食事、排せつなどの介助を提供します。同じような状態の利用者が多く集まり、一緒に暮らす「大きな家」のような空間で、過ごす形になります。

ただ生活を営むだけではなく、デイサービスのような機能訓練の時間もあり、身体を動かしたり音楽療法だったりと、施設によって様々な取り組み・特色があります。敷地面積が広かったり、郊外にある施設では、楽器演奏や地域の方々との交流を目的としたイベントがあったりいろいろと賑やかになる事もあります。

さまざまな機能訓練がある中で、特に力を入れているのが認知症に対する取り組みです。少しでも進行を遅らせるよう、パズル・数独など脳トレーニングのようなメニューを実施する場面が見られます。

落ち着いた関係性を築くために

共同生活を送る人数・利用者人数にはある程度の決まりがあり、1ユニット最大で9人となります。施設の規模によって2ユニットまで暮らせる場所もあり、その場合は9人*2ユニットで最大18人という大所帯もあります。

訪問介護や通所介護と違い、決まった利用者様同士で一緒に生活を送る点はメリットがあり、「落ち着いた関係性」を育むことが出来ます。同じ施設内で寝食をともにすることで信頼関係を築き、認知症での不安や障害を軽減するといったことにも繋がります。また場合によってはスタッフと一緒に本当の家事を手伝ってもらう事もあり、掃除や洗濯・はたまた調理などの生活に必要な役割をもってもらうことで、自宅で暮らしているような安心感と安定した環境で、本来の能力を取り戻すせるよう促していくことも目標の一つとなります。

気になる費用について

毎月の費用負担としては、まず介護保険内の金額として1日当たりの負担額が発生する仕組みとなっており、1割負担・要介護1の方で761円~(2020年1月現在)となります。その他、暮らす施設として発生する費用が家賃や食費などで、こちらは事業所によって大きく異なってくる部分となります。

その他の金額としては、事務管理費や介護管理費、行った維持・管理に発生する料金、外出代・レクリエーション代などが発生することがあり、トータルでは10~20万程度が負担額となるのが一般的です。総費用で比較すると訪問介護や通所介護よりも高額になりますが、生活する場所と捉え、認知症を遅らせながら安心して暮らせる環境と考えると、選択肢の幅が広がるのではないでしょうか?