男性が育休を取ると、職場の同僚に迷惑をかけるから取りづらいと感じている皆様へ
実は男性育休はそれまで進んでいなかった職場の働き方を見直すいいきっかけになることをご案内します。
周囲に迷惑をかけるから取りづらい

男性が育休を取る時、周囲に迷惑をかけるから取りづらいという方もいるよね

育休中の仕事をどうすればよいか、これは大切なところだよね

育休中は人員補充とかしてくれるといいけど

今は人員に余裕を持っている職場なんて殆どないから、それはあまり期待できないよね。

じゃあ一体どうすればいいの?

人員の増減、業務量の増減で考えると難しくなってしまうので、考え方を変えてみるのはどうかな?
本来ありたい職場とは?今後はどんな職場になりたい?

考え方を変えるってどういうこと?

例えば、「本来はどんな職場でありたい?」「今後はどんな職場になりたい?」などで考えてみるのはどうかな?

そうだね~、例えばライフイベントで考えると育児はもちろん、今後は介護に直面する同僚も増えるし、闘病と仕事の両立なども気になるから、様々なライフイベントと仕事が両立できる職場になっていきたいね。

そうだよね。日本人のがんになる確率は、男性は2人に1人、女性は3人に1人ともいわれているね。

あと仕事が属人化しているので、本当はそれぞれの業務を複数の人で対応できるようになるといいな。

いいね~。属人化が廃止されると、例えばその人が不在の時も対応できるからお客様サービス向上にもつながるよね。

でもそれには人員の余裕がないとね。

自分の職場だけ見るとそのような考えになっていくので、少し視野を広げてみよう。例えば大企業はもちろん、中小企業でも男性育休を推進して、実際に取得できている企業があるよ。それらの企業も同じように人員に余裕はないけれどなぜ出来ているんだろう?
やってみると見えてくる景色がある

本当だ、なぜだろう。

例えば、自社の職場で希望者が出た場合、その職場で出来るか出来ないか、で考えると、難しいという方向になりがちだよ。でも、自社は男性育休を推進する、と決めて、実際に希望者が出たら現場ごとに仕事をどうしていくか一緒に考えていくと取得出来るケースが多いよ。

取るためにどうするか、を考えるんだね。

私が支援させて頂いた企業様ではこんな声を聞いたよ。例えば、業務の棚卸をして、業務詳細をチェックしていったら効率化できる点が見つかった。自分でないと難しいと思っていた業務を部下に任せたら、問題なくやってくれて部下はいつの間にか成長しており逞しく感じた。自部署だけでは業務カバーが難しかったけれど、それをきっかけに部署を越えた業務連携が進み、社内のチームワークがよくなった。など

へ~。やってみると色々なプラス効果があるんだね。

そうなんだ。男性育休はそれまでの業務運営、習慣やルールなどを見直すきっかけになり、職場の生産性向上に繋がることも多いんだ。そして実際に対応するのは部署やチームなど現場単位だから大企業も中小企業もそれほど大きくは変わらないよ。

そっか、なんだか取れそうな気がしてきた。

このようなことを管理職向け男性育休推進研修などで伝えていくと職場の理解が深まるよ。